【NFL2020 Week2 プレイ分析】
迷いのないディフェンス
2020-09-24
はじめに
Packers.com名物“What You Might’ve Missed”より。
今回はディフェンスにしぼって特集されています。
第1クォーターは散々でしたが、第2クォーターからエンジンがかかってきました。
1: 第2クォーター7:28, 中央, 2nd&10
結果: RBアグニューへのパス、ゲインなし
https://youtu.be/Qbg4DYnd6dg
CBジャイア・アレクサンダー(23)がRBアグニュー(39)へのバブルスクリーンパスに即座に気づいたプレイ。
反応がよかったため、体格的には負けていたWRセファス(87)のブロックを避けてタックルができた
【バブルスクリーン】内側にいるレシーバーがスクリーンパスを受けて、外側へキャリーするプレイ。外側にいたWR陣は、ディフェンスを内側にブロックする。
2: 第2クォーター7:05, 自陣35ヤード, 3rd&25
結果: TE T.J.ホッケンソンへの10ヤードパス
https://youtu.be/IFDqX2HMkww
ライオンズはスクリーンを仕掛けてくる可能性の状況で、CBケルビン・キング(20)がディープゾーンからRGアブーシのブロックよりも早くT.J.ホッケンソン(88)にタックルを決める。
パスが投げられた時点ではファーストダウンライン近辺にいたキングだが、そこからホッケンソンを10ヤードゲインに留めたことは素晴らしい。4th&ショートだとライオンズはギャンブルを挑む可能性もあったからだ。
3: 第2クォーター1:15, 自陣1ヤード, 3rd&16
結果: ペナルティ(ホールディング)
https://youtu.be/IFDqX2HMkww
OLBザダリアス・スミスのサック後。ライオンズは14-10でリードしており、できるかぎり時間を使ってパントをしたかった。
しかしILBクリス・バーンズ(51)の素早いチャージでRGアブーシのホールディングを誘う。
このペナルティによってクロックが止まったパッカーズは、このあとの逆転TDを奪うだけの時間を残すことができた。
4: 第3クォーター14:05, 自陣25ヤード, 2nd&10
結果: T.J.ホッケンソンへの4ヤードパス
https://youtu.be/1fVapqMaAd8
この攻撃でライオンズは、パッカーズのディフェンスを交差させ混乱させようとしている。しかしディフェンス陣は上手にこの渋滞を切り抜けた。
TEジェジー・ジェームズ(83)とWRマービン・ジョーンズ(11)はディフェンスの右から、TEホッケンソン(88)は左からそれぞれクロスしている。
これに対し、Sダーネル・サヴェージ(26)、CBキング(20)が上手にクロスしたことで、ILBクリスチャン・カークシー(58)はTEホッケンソンを4ヤードで止めることに成功した。
5: 第3クォーター7:247, 自陣34ヤード, 3rd&1
結果: WRアメンドーラへのパス失敗
https://youtu.be/U_O4ZCjnjJ0
ライオンズをスリーアンドアウトにとどめたこのスナップも、トラフィックを上手に切り抜けています。
ライオンズはアウトサイドでWRアメンドーラ(80)とWRセファス(87)のルートをクロスさせているが、CBサリヴァン(39)とCBアレクサンダー(23)はまるで昔からのチームメイトのようにクロスし、レシーバーを追った。
QBスタフォードはアメンドーラにパスを投げたが、サリヴァンはきちんとブロックできる位置にいた。
まとめ
というわけでディフェンスのプレーを5つ見ていきました。
ライオンズも色々と考えて攻撃を組み立てていること、それにラインバッカー、コーナーバックが上手く対処したことがわかり、勉強になりました。
次の試合ではディフェンスのプレーにもより注目して見てみようと思います。