【NFL2020 Week7 プレビュー】
グリーンベイ・パッカーズ vs ヒューストン・テキサンズ
2020-10-24
ヒューストン・テキサンズについて
現在1勝5敗、すでにHCも解任され新しくスタートを切ったテキサンズ。
QBデショーン・ワトソンを中心とした得点力は復活してきたものの、前回のタイタンズ戦ではOTで負けてしまい、いまだ停滞ムードは続いています。
連勝の止まってしまったパッカーズは、まだ勢いに乗れていないテキサンズを下し、好調ベアーズの背中を追いかけられるでしょうか。
予想スタメン
オフェンス(3WR1TE)
ポジション | 名前 | 背番号 | 備考 |
---|---|---|---|
QB | デショーン・ワトソン | 4 | プロボウル選出 |
RB | デビット・ジョンソン | 31 | |
FB | ウィル・フラー | 15 | |
WR | ブランディン・クックス | 13 | |
WR | ランドール・コブ | 18 | |
TE | ジョーダン・エイキンス | 88 | |
LT | レアミー・タンシル | 78 | オールプロ選出 |
LG | セニオ・ケレメテ | 64 | |
C | ニック・マーティン | 66 | |
RG | ザック・フルトン | 73 | |
RT | タイタス・ハワード | 71 |
ディフェンス(3-4D)
ポジション | 名前 | 背番号 | 備考 |
---|---|---|---|
LDE | J.J.ワット | 99 | |
NT | ブランドン・ダン | 92 | |
RDE | P.J.ホール | 96 | |
WLB | ホイットニー・マーシラス | 59 | |
LILB | タイレル・アダムス | 50 | |
RILB | ザック・カニンガム | 41 | |
SLB | ブレナン・スカーレット | 57 | |
LCB | ブラッドリー・ロビー | 21 | |
SS | エリック・マレー | 23 | |
FS | ジャスティン・リード | 20 | |
RCB | バーノン・ハーグリーブス | 28 |
インジュアリー・レポート(抜粋)
- レアミー・タンシル
オールプロ選出のレアミー・タンシル以外は、ほとんどベストメンバーになりそうです。
チームの特徴1: ランが弱み
テキサンズのオフェンスに関するスタッツは、パスがリーグ3位、ランがリーグ31位と、極端になっています。
とにかくランが出ません。そもそもの企画数も少ないですし、平均ラン獲得ヤードも4ヤードと低調です。
また一昨年は551ヤード、昨年は413ヤードをランで獲得していたQBワトソンも、6試合で109ヤードと、その魅力を発揮できていません。
後述する通り、テキサンズが爆発するにはパスが理想的に決まるしか方法がなさそうです。
チームの特徴2: QBワトソンの調子次第で大量得点も狙える
ランが出ないので、オフェンスの中心は自然とパスに偏ります。
昨シーズンまでの大エースだったWRホプキンスがカージナルスに移籍したのはNFL倶楽部を観ている方ならご存知でしょうが(笑)、ホプキンスが抜けても魅力のあるレシーバーがいるのは強みです。
そのためQBワトソンを自由にさせると、TEふくめた各レシーバーにパスを投げ分けられ、あっという間にタッチダウンを取られてしまう怖さがあります。
拙ブログとしては、2011年から2018年までパッカーズに在籍していたランドール・コブの活躍が気になるところですね。
チームの特徴3: ディフェンスは穴があるが、パスラッシュには注意
他方ディフェンスですが、パスラッシュが唯一の強みです。怪我の相次いでいたDEのJ.J.ワットが試合に出続けていることが大きいのでしょう。
おそらくパッカーズのオフェンスコーチは、バッカニアーズ戦の二の舞にならないよう、このパスラッシュにどう対応するかを考えていることだと思います。
一方でその他のディフェンス面には魅力はありません。とくにランディフェンスはWeek6でRBデリック・ヘンリーにやられたようにボロボロです。
パッカーズが同じ成績を出せるかは不明ですが、優位に立てる可能性の高い箇所ではあります。
パッカーズについて
インジュアリーレポートのリストが増えてきたパッカーズ。
昨日の情報にくわえ、Cコーリー・リンズリーもリストに追加となり、試合当日はどんなメンバーになるか不透明なままです。
とくにリンズリー、そしてLTデイビット・バフティアリが試合に出れないとなると、オフェンスラインの負担はより強くなりそうです。
代わりの選手としてはリック・ワグナーなどが候補になるでしょうか。
試合の注目点
注目点1: ランを中心とした攻撃で相手の弱点を突く!
相手に弱みがある以上、まずはそこを突いて試合の流れをつかみたいところです。
パッカーズにはRBヘンリーはいませんが、RBアーロン・ジョーンズ、RBジャマール・ウィリアムズがいます。
バッカニアーズ戦の憂さ晴らしをするぐらいに彼らがフィールドを駆け回ってくれれば、その他のスタッツはどうであれ、勝利は近づくはずです。
注目点2: ディフェンスの底力が試される!
QBワトソンは4試合連続でレーティング100以上を記録しており、またINT数もまだ合計5つと、いい成績でシーズンを送っています。
スーパーボウル出場を目指すパッカーズにとって、「ワトソンに対してプレッシャーをかけられるか」は、その資格があるかどうかの試金石になると思っています。
スミス・ブラザーズのサック、あるいはプレッシャーによるミススローのインターセプトなど、テキサンズのオフェンスを潰す瞬間をどれだけ多く作れるか。
試合の勝敗と同じぐらい、この試合でのディフェンスの結果には注目したいところです。
注目点3: QBロジャースはMVP戦線に復帰できるか
バッカニアーズ戦でレーティング35.4と悲惨な記録を残してしまったQBアーロン・ロジャース。
ただの願望ですが(笑)、テキサンズ戦ではインターセプト無し、3つ以上のTDパスを記録して、再度MVP並みの記録をつけてほしいですね。
そのためにはオフェンスラインの踏ん張りが不可欠です。バッカニアーズ戦以前のように被サック数を1以下に抑えられるかどうか。
テキサンズが好きにブリッツを仕掛けられなくなるようなプレイコールにも期待したいと思います。
10月26日(月) 02:00より試合開始!
深夜帯の放送になるので、見逃し配信で応援しようと思います。
ベアーズがわずかにNFC北地区をリードする状況で、負けは許されません。
贔屓のチームが負けたあとの1週間はしっかりと覚えました。これからはまた連勝で突っ走ってくれることを祈って、
Go, Pack, Go!